予防接種ワクチンについて

ワクチン種類・スケジュールのたてかた

インフルエンザワクチン

インフルエンザワクチンには、ワクチン注射型と、経鼻生ワクチン(フルミスト点鼻液)があります。

注射型ワクチンは今まで通りです。

経鼻生ワクチンは弱毒性生インフルエンザワクチンで、メリットとして、2歳から19歳未満の小児のインフルエンザ予防に1回の接種で済み、効果が注射型よりも長続きします。デメリットは、免疫不全の方や妊娠していることが明らかな方は接種できません。

注射型ワクチンは、接種年齢は 6か月から、接種回数は 小学生以下は2回接種、 それ以外は1回です。

水痘ワクチン

6か月以上の間隔をあけて2回接種します。対象年齢は生後12か月から36か月に至るまでの間です。

麻しん風しん混合ワクチン(MR) 

MRワクチンは2回接種が標準です。
麻しん(はしか)は特効薬がなく重症化することがあり、あらかじめ定められた期間に予防接種を受けることがとても大切です。
海外留学を予定している場合、MRワクチン2回の接種が終了していないと相手国から受け入れてもらえないことがあります。
立川市では、風しんの予防接種の対策事業が、令和6年度から引き続き、令和8年3月31日までの予定で実施されています。
立川市民の19歳以上妊娠の予定または希望する女性や一定年齢の成人男性が、抗体検査により抗体が不十分な場合に予防接種費用が助成されます。
当院では抗体検査と予防接種を受け付けています。詳細は 立川市風しん対策事業をご覧ください。

五種混合ワクチン 

五種混合ワクチンは、お子さんがかかると重症化するおそれのある次の5つの感染症を予防するワクチンです。

ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ(急性灰白髄炎)、Hib感染症(インフルエンザ菌b型感染症)

乳幼児期はこれらの感染症にかかると重い合併症を起こすことがあります。ワクチンを接種することで、発症や重症化を予防できます。

通常、生後2か月から接種を開始します。初回接種は、20日以上の間隔をあけて3回接種、追加接種は、初回3回目終了後、6か月以上あけて1回接種します。

日本脳炎ワクチン

3歳になったら1期接種を開始します。(3歳未満の接種希望はご相談ください)
1期は、3歳で2回接種して4歳以上で1回追加接種することが標準です。 2期は9歳に達したときに1回接種します。

平成7年4月2日から平成19年4月1日生まれの方は、日本脳炎予防接種の積極的な勧奨が差し控えられた時期があったため、 接種の機会を逃している場合があります。特例措置として、20歳未満まで公費で接種することができます。 詳細は立川市の日本脳炎予防接種(特例措置)についてをご覧ください。

BCG(結核予防)

立川市民で生後3か月から1歳未満の方の接種を受け付けています。
立川市では、生後5か月に達した時から生後8か月に達するまでの期間を標準的な接種期間に設定しています。

髄膜炎(ヒブ)ワクチン・小児用肺炎球菌ワクチン

乳幼児の細菌性髄膜炎の原因菌(インフルエンザ菌タイプB・肺炎球菌)に対するもので、菌の耐性化が進み神経後遺症が増えたためです。
効果と安全性が確立しています。

子宮頸がん予防ワクチン

男女を問わず定期接種で全額公費の取り扱いです。市から通知が届きますので、ご希望の方は市の健康課から予診票をもらってください。

子宮頸がんは、日本人では年間約9000人罹患し、2700人死亡する疾患です。ワクチンはその約70%を予防する効果があります。

男性についても、HPVワクチンは効果があります。尖圭コンジローマ、肛門がん、陰茎がん、中咽頭がんなどの予防が期待でき、将来のパートナーへのHPV感染予防が期待できます。

ロタウイルスワクチン

生後8か月(32週)までに3回接種を完了するもの(ロタテック 5価)と、
生後6か月(24週)までに2回接種を完了するもの(ロタリックス 1価)の2種類のワクチンがあります。

B型肝炎ワクチン

生後2か月から接種可能で、全部で3回接種し、1回目と2回目は4週間隔で、2回目の5~6か月後ぐらいに3回目を接種します。

コロナワクチン

立川市の予約サイトからお申し込みください。当院では、直接予約ができません。

妊婦用RSウィルスワクチン(母子免疫ワクチン)アブリスボ

妊娠28週-36週6日の立川及び近隣10市の妊婦が対象で、無料です。

新生児のRSウィルス感染を予防するのが目的です。

予防接種Q&A

予防接種はいつから始めればよいのでしょうか?
2か月になったら、ワクチンデビューをしましょう。
特に、ロタウイルスワクチンの初回投与は、生後42日から140日齢までに済ませないと予定回数
(ロタウイルス1価ワクチンは2回経口接種、5価ワクチンは3回経口接種)が期間内で接種完了できなくなってしまいます。
したがって、早めの接種開始をお勧めしています。
予防接種はいつ受けてもよいのですか?
受ける時期が来たら、すぐ受けましょう。ワクチンは接種時期がそれぞれ決まっていて、その病気にかかりやすい時期と安全性を考慮して決められています。
予防接種をしないでも自然感染すればすむのではないですか?
ワクチンを受けずに自然感染をしたほうが良いという考えは間違いです。
ワクチンで予防できる感染症は、いずれもかかれば重い病気で、後遺症を残したり、死に至ることのある病気ばかりです。
中でも、麻しんは最も感染力の高い疾患で、空気中のウィルスは2時間もその場に留まり、免疫のない人は約90%が感染します。
肺炎や脳炎などになり、後遺症が残ることもあります。5000人に一人は死亡すると推定されています。
ワクチンの重篤な副作用は200万人に一人程度なので、ワクチンの副作用を恐れるあまり、自然感染させるのはとても危険なことです。
予防接種の種類が多すぎて全部受けるのが大変なのですが。
当院では、同時接種をお勧めしています。免疫獲得するためには、早く確実な方法で、安全性も確立されています。
接種スケジュールのたて方を相談してもらえますか?
当クリニックでは、具体的な接種スケジュールのアドバイスをいたしますのでご相談下さい。
アレルギーがある、持病があるなどのお子様の普段の体調を考慮しながら適切なスケジュールをご提案いたします。
年齢ごとの、日本小児科学会の推奨ワクチンスケジュールを教えてください

 乳児期(0歳児)のスケジュール

生後2か月を迎えたら、たくさんのワクチンを同時進行で受けていく必要があります。

【生後2か月】ワクチンデビュー

  • 五種混合(DPT-IPV-Hib):①回目(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ・ヒブが1本に

  • 小児用肺炎球菌(PCV15 / PCV20):①回目

  • B型肝炎:①回目

  • ロタウイルス(飲むワクチン):①回目(※1価は計2回、5価は計3回)

【生後3か月】

  • 五種混合:②回目

  • 小児用肺炎球菌:②回目

  • B型肝炎:②回目

  • ロタウイルス:②回目

【生後4か月】

  • 五種混合:③回目

  • 小児用肺炎球菌:③回目

  • ロタウイルス:③回目(※5価ワクチンのみ)

【生後5か月~8か月】

  • BCG:1回(生後12か月未満まで、標準的には5〜8か月未満に接種)

  • B型肝炎:③回目(※通常、生後7〜8か月頃)


🏃 幼児期(1歳~小学校入学前)のスケジュール

1歳を過ぎると、生ワクチンを中心に再び接種ラッシュが始まります。

【1歳(誕生大作戦)】

1歳になったら、以下のワクチンを同時に受けることが推奨されています。

  • 麻疹・風疹混合(MR):①回目

  • 水痘(みずぼうそう):①回目(※数か月あけて2回目も)

  • おたふくかぜ(任意):①回目

  • 五種混合:④回目(追加接種)

  • 小児用肺炎球菌:④回目(追加接種)

【3歳~4歳】

  • 日本脳炎:計3回(3歳で2回、4歳で1回)

【5歳以上7歳未満(小学校入学前の1年間:年長さん)】

入学前に免疫を強化(ブースター効果)するための重要な時期です。

  • 麻疹・風疹混合(MR):②回目

  • おたふくかぜ(任意):②回目

  • 三種混合(DPT)(任意推奨):百日咳の抗体低下を防ぐため、学会が追加接種を推奨しています。

  • ポリオ(IPV)(任意推奨):同じくポリオの抗体低下を防ぐための追加接種推奨です。


🏫 学童期・思春期のスケジュール

  • 日本脳炎:④回目(9歳~13歳未満、標準は9歳)

  • 二種混合(DT):11歳~13歳未満(標準は11~12歳)

  • 三種混合(DPT)(任意推奨):百日咳の抗体低下を防ぐため、学会が追加接種を推奨しています。(11歳~13歳未満、妊婦のかた)

  • ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン:小学校6年~高校1年相当の男女(※学会は男女ともに接種を推奨しています)

🏫 妊娠中の方へのRSウイルスワクチン(母子免疫ワクチン)

  • 令和8年4月1日からRSウイルスワクチン(母子免疫ワクチン)が定期接種になりました。妊娠中に接種することで、お母さんの体内で作られた抗体が赤ちゃんに移行し、RSウイルスによる発症や重症化を予防するものです。(対象者:妊娠28週0日から36週6日までのかた)

💡 日本小児科学会の推奨する重要なポイント

  1. 同時接種の推奨: 複数のワクチンを同時に受けても、副反応が増えたり効果が落ちたりすることはありません。むしろ、確実に早く免疫をつけるために同時接種が強く勧められています。また、乳幼児への接種部位として太もも(大腿前外側部)も推奨されています。

  2. 任意接種(おたふくかぜ等)の重要性: 「任意(有料)」であっても、病気の重症度や危険性は定期接種の病気と変わりません。学会は一律で接種を推奨しています。

予防接種費用 一覧

◇印は立川市の公費助成対象ワクチンです。
ご来院時には、必ず立川市またはお住まいの近隣乗り入れ助成自治体五市の予診票をお持ちください。
立川市民の方も含め、公費助成予診票をお持ちでない場合◇、 および公費助成対象外のワクチン◆は自費となります。

  • ヒブワクチン8,980円
  • 肺炎球菌ワクチン11,000円
  • 子宮頸がん予防ワクチン16,760円
  • 風しんワクチン5,500円
  • MR(麻しん風しん混合)ワクチン8,800円
  • 日本脳炎6,600円
  • 四種混合11,210円
  • 二種混合3,850円
  • BCG8,990円
  • ポリオ不活化ワクチン11,000円
  • 水痘ワクチン9,170円
  • 注射型インフルエンザワクチン4,000円(当クリニックでの2回目3,000円)(2025年度)
  • インフルエンザ経鼻生ワクチン8,000円(フルミスト点鼻液)
  • おたふくかぜ5,500円
  • ロタウイルスワクチン(ロタリックス)16,500円
  • ロタウイルスワクチン(ロタテック)11,000円
  • B型肝炎ワクチン6,810円

診療時間 日・祝
9:00〜12:00
一般小児科外来(予約優先)
診療受付時間8:45〜11:45

12:30〜14:00
乳児健診・予防接種・心臓病専用外来
(完全予約制)

16:00〜19:00
一般小児科外来(予約優先)
診療受付時間15:45〜18:45

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こども支援総合クリニックもりかわよしゆき小児科
東京都立川市柴崎町2-1-8 第2中島ビル3階
TEL.042-540-6525

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